マフピントで使用しているレザーは主に以下の2種類のレザーになり、それぞれの個性、特徴を持ったレザーであります。

1.VAQUETA LEATHER (バケッタレザー)

イタリア・トスカーナ地方サンタクローチェで最古の鞣し製法、バケッタ製法で作られたレザーです。
エイジングでの圧倒的な表情の豊かさが特徴であり、使用することでレザーが持つ本来のツヤが出ててきます。

イタリアンレザーならではの高級感と、美しく経年変化していく様は、手間隙を惜しまず、こだわりにこだわり抜かれた製造哲学に基づいています。

バケッタ製法は時間と労力がかかり、時代と共に製法を受け継ぐ職人が少なくなってきているため希少性が高くなっています。

また詳細な製法は公になっておらず、トスカーナ地方のタンナーの中で細々と受け継がれている現状です。

イタリア植物タンニン鞣し革協会認定レザーを使用
マフピントで扱うバケッタレザーは、今でもバケッタ製法を大切にしている厳選したタンナーから仕入れています。
その中でも、イタリア植物タンニンなめし革協会から認定されたタンナーの良質なレザーを使用しており、バケッタレザーを使用している商品には証明として認定タグを同封しております。
イタリア植物タンニンなめし革協会とは、レザーの世界的生産地とも知られるイタリアのトスカーナに拠点を置いている。中世から伝わる最古のなめし製法、植物タンニンなめし製法を保護する協会です。

加盟タンナーは①規則によって定められた植物タンニンなめしの製造工程を厳守し、②植物の抽出成分のみを使ってなめし、③主要工程(なめし、再なめし、染色、加脂)をトスカーナ州で行わなければならない。さらにこれを第三者期間が監視、審査する。化学物質の検出と分析も行い、その基準は国際規格よりもいっそう厳しいです。自ら厳しいルールを策定し、手作業による品質と、自然由来の素材を使用しベジタブルタンニンなめしレザーの伝統を支えています。

なめしとは、動物の「皮」から、なめし、再なめし、染色、加脂を行い、不要なたんぱく質や脂肪分を取り除き、耐久性や柔軟性を持たせた素材の「革」にする工程。

 

2.イタリアシュリンクレザー「ADRIA LINE (アドリア ライン)」

2020年より新たなコレクションとしてADRIA LINE を展開しました。

イタリアのタンナーで生産されたシュリンクレザーであり、なめらかで柔らかな手触りの上質なレザーになります。

素材の上品さを持ちながら耐久性がとても高く、バケッタレザーとは対照的に、色落ちや経年変化による変色に強いのがこのADRIA LINEの特徴です。

傷やスレに強く、水に濡れても安心な耐水機能も持っています。長い間きれいな発色を保つことが出来ます。

豊富なカラー展開

ADRIA LINE シリーズは、色鮮やかな明るいカラーからシックなダークカラーまでカバーしており豊富なカラー展開です。男性、女性共に気に入って頂けるカラーが揃っております。